12月5日、2万人の中国獣医師の先生方が所属し、約20万人の来場者と1,000社以上の出店社が参加される大会を企画・運営されている中国東西部小動物臨床獣医師会の頼(ライ)会長が訪日され、私共の一般社団法人日中ペット産業振興会の理事会のメンバーとの意見交換会を行いました。また、両会が日中のペット産業の発展に寄与するために、積極的な交流・支援体制を確立するための覚書の調印式も行いました。
覚書の趣旨は、東西部小動物臨床獣医師大会と日中ペット産業振興会の中国、日本およびその他のアジア諸国でのペット産業の振興と健全な発展を目指し、相互に交流を図り、良好な関係を構築・維持することを目的としています。
今後覚書に基づき、日中ペット医療産業交流会・ビジネスマッチング会の共同開催、資格認定制度に関する導入、中国及び日本の獣医師海外研修プログラムなど、多くのプロジェクトにおいてお互い協力することになります。
東西部小動物臨床獣医師大会は、中国における公共福祉を向上するための非営利性のカンファレンスであり、中国獣薬協会、中国獣医協会、中国現代農業職業教育集団及び中国全土56省/市の小動物獣医師会、86軒獣医専攻のある大学の力を集めて共同で参加し、海外には欧州獣医学高等研究院、韓国小動物獣医師会なども協力しています。
今年の大会では展示エリア面積は50,000平方メートル、出店企業数は1,000社以上、ペット病院は、8,000件以上が参加し、開業獣医師は約2万人が参加しました。
15回の開催実績を誇り、毎年5月に中国で開催される中国最大かつ最も専門的な小動物臨床医学分野のイベントで、9割超の中国臨床獣医師に影響を与えています。来年は5月29日から31日までを予定し、頼会長より日本館の展示スペースも考えており、協力して、交流を進めていきたいとの前向きな提言も頂きました。
★賴暁雲氏について
賴 暁雲氏(ライ ギョウウン)産業教授、獣医学博士
中国の著名な農業大学「南京農業大学」を卒業し、現在3つの大学で客員教授を務め、主にペット病院経営に関する研究を行い、「小動物内科学」などの雑誌や 様々な学校の教科書の編集に携わっています。
1993年にペット病院を独立開業し、13軒のペット病院をチェーンで展開し、後に「瑞派ペット病院管理有限公司」(600軒のペット病院を持つ)に買収されますが、そこで副董事長兼総経理の要職を務めました。
現在では中国獣薬協会ペット医薬分会の会長、中国獣医師会獣医文化分会の会長を務めています。
また、「東西小動物臨床獣医師大会」の他、様々な会議やイベントも主催されています。
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